数独の解き方 - クロスチェック

さて、数字チェック、場所チェックを読んできたあなたは、すでに初級問題であればすらすらと解ける状態になっていることと思います。しかし、中級問題、上級問題へと進むにつれ、どうしても行き詰ってしまう場面が出来てきます。

そんなときに覚えたいテクニックが、ここで説明するクロスチェックです。

まずは下の図を見て下さい。

一行目がピンクと緑に、左上のブロックがピンクと黄色に塗ってあります。クロスチェックでは、このように行とブロックのクロスしたところに注目して進めていきます。もちろん列とブロックがクロスするところもチェックするのですが、それは縦と横が入れ替わるだけの話です。

今ここで、ある数字が左上のピンクの部分のどこかに入ったとして、そのときにどうなるか考えましょう。黄色の部分については同じブロック内なので、その数字が入ることはあり得ません。同じく、緑の部分については同じ行なので、やはり入りません。

では次に、黄色の部分にある数字が入った場合を考えましょう。この場合にはピンクの部分は同じブロックなので、その数字は入りません。緑の部分については、ピンクと同じ行なので、ピンクの部分に入らないのであれば、緑の部分のどこかに入るはずだということが言えます。

つまり、

• ピンク：ある    緑：ない    黄色：ない
• ピンク：ない    緑：ある    黄色：ある

という、どちらかの状態に必ずなるのです。クロスチェックは、この性質を利用したテクニックです。

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